CBTDは以下の目的でもちいられる器具です。

1.有歯顎者ならびに無歯顎者の顎間関係の一点可視化

2.有歯顎者ならびに無歯顎者の顎間記録

3.有歯顎者における早期接触などの不適切な咬合接触の修正

*セントラルベアリングトレーシングデバイス(CBTD:central bearing tracing device)

《定義》上下顎歯列間でセントラルベアリングポイント(CBP)の位置を規定する装置(Gysi,1910).一方の歯列に取り付けた描記針(ゼントラルベアリングスクリュー)と,他方の歯列に取り付けた描記板(セントラルベアリングプレート)から構成される.顎間記録,もしくは早期接触などの不適切な咬合接触の修正の際に,咬合力を均一化して描記針が描記板上に接触あるいは滑走することで,描記板上に軌跡を記録する(可視化する)ために用いる.

[歯科補綴学専門用語集第5版,2019]

*顎間記録(顎間関係記録)

《定義》上下顎間の垂直的・水平的位置関係の記録.

[歯科補綴学専門用語集第5版,2019]

*顎間関係

《定義》上下顎に対する下顎の,または下顎に対する上顎の空間的位置関係(三次元的位置関係).上下顎間の水平・垂直方向のすべての位置関係を含む.

[歯科補綴学専門用語集第5版,2019]

 

 
品名一般的名称分類医療機器届出番号価格(税別)
セントラルベアリングトレーシングデバイス
(セット内容:スペーサー、ピン大、ピン小、描記板大、描記板小 各1) ステンレス製
歯科咬合採得用材料一般医療機器(クラスI)13B2X10261002010¥24,000

カタログ

添付文書